「起きていることはすべて正しい」(勝間和代)

スピリチュアル本・コーナーにでも見るようなタイトルです。自己啓発とビジネス本とスピリチュアル本の垣根はどんどん薄くなっていますよね。間違いなく勝間さんはスピリチュアル本を読んでいるとは思いますし、考え方も吸収していると思いますが(そういう感じもうけていますが)、でもしっかりと一線置くようにしています。「起きていることはすべて正しい」と言うのはスピリチュアル本で、「起きていることはすべて正しい考えよう(捉えよう)」と出張するのは自己啓発本です。勝間さんは当然後者です。それでも、スピリチュアル好きな私には、とっても嬉しい今の流れです。

男性の思考の構造が、価格ドットコム、とか2chあるいはヨドバシカメラとすれば、女性の思考の構造は、mixi、あるいは渋谷109のようだと私は感じました。男性は、区切って網羅して、すべて整理して見るようにしたいというのに対して、女性は、混沌とある程度分けながら、あちらこちらに置いていって、その時に、目の前に見えたもので気に入ったものがあればいいという感じです。女性の本は得てして、「○○になるための50の方法」みたいのが多く、思いついたままに並べていくのに対して、全体の構成は男性的なのに、中の文章は女性的な優しさ(ひらがなの割合も自己啓発本では多めです)や感性に満ちているのが魅力です。素敵です。

「起きていることはすべてただしい」という観点から、今の環境を攻めるのではなくて、今の現状からどうやって改善していけばいいかを具体的な分析方法や実践方法やおすすめの本などを、出来る限り整理して、紹介しています。あるべき姿として、当人や周囲の素晴らしい人々のことを例としてあげています。分析方法や実践方法などは、これまでの勝間本からの持ってきたものがほとんどで、それをうまく整理しています。そのため、個々の説明は要点だけに絞っています。他の本全てを持っている人は少々物足りなくなるかもしれませんが、新たな視点や考え方(例えばフォトリーディングについて、今回は直感をつけることができるという点を強調しています)が加わっている点もあります。こういうところは、彼女自身も日々新しい情報を取り入れながら、日々成長していっているのでしょう。

この本の場合、勝間さんが自分の過去について、カミングアウトしているところが多いのが1つの特徴だと思いました。結構苦労してきたり、葛藤があったりしているのだな、と思ったりしました。

私がもっとも「なるほど!」と思ったのは、「アサーティブな振る舞い」を身につけるというところです。私自身は3枚目で、アサーティブな振る舞いから程遠いところにいるので、その「振る舞い」が大切というところには、大きな気付きがありました。

この本のメモを書いていきたいのですが、いいことが多く、書きたいこともたくさん出てきますので、膨大になってしまいます。ということで、今日から3日くらいかけてゆっくりと書いていきます。



起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
ダイヤモンド社
勝間 和代

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<偶然を幸運に変えるセレンディピティ(何かを発見する能力)の技術>

1) メンタル筋力を強くする心構えをつける
 ① うれしがりすぎない、かなしがりすぎない
 ② 現状を多面的な視点から(客観的に)受け入れる
 ③ メンタル筋力が強い人と付き合う
 ④ 利他の精神を養う
 ⑤ 小さな成功体験を積み重ねる
 ⑥ 失敗の目をあらかじめ摘んでおく
 ⑦ 能動的に考える時間を増やす 
    ☓ テレビ、アルコール、タバコ、3毒(妬む・怒る・愚痴る)
    ○ 読書
2) ストレスを上手くコントロール
 ・ 「自分がしたくないことはしない」
   能動的に動き、自分の環境を理解し、環境を改善すべく動く

3) 徹底した疑似体験の量を積む
 ・ 徹底的な読書
 ・ 人に会うこと
 ・ 自分のバランスシートを意識「浪費をしない・投資を惜しまない」

<広げる>あなたの潜在意識が目覚める。脳内フレーム120%活用法

1) 潜在意識と成長パスの関係を理解する。
 ・ 「積極思考」 自主的に何か物事を決めて、将来のパスを自ら切り開いていく
 ・ 「仮説検証、目標設定」
    問題・起きる出来事について、どのように解決したらいいか、活用すればいいか
 ・ 日常的にネガティブな言葉を使わない


2) 潜在意識を活用して自分のデータベースを強化する
 ・ フォトリーディング ⇒ 虫の知らせをトレーニングする 
 ・ マインドマップ+読書、観察(仮説+検証をしながら人の行動を観察するなど) ⇒ スキーマ(概念)を蓄積
 ・ 意識的にタグ付けをして、記憶をひきだしやすくする

3) 潜在意識の自分のデータベースを行動に活かす
 ・ ディープスマート力:深い経験からくる直感のようなもの
 ・ 現状手に入ること、起きていることを、使い尽くしてみよう
 ・ 感じること。感じたことをなるべく使うこと⇐ピンときたものに行動を起こすくせ
    デジカメ、ICレコーダー、メモ帳を持ち歩く
 ・ 各種フレームワークを常に呼び出し応用する準備をする
   SUCCESs - Simple, Un-expected, Concrete, Credentialed, Emotional, Storises
単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える、物語
 ・ 問題への気づきとその解決策の繰り返し : 事前予想⇒イメージ・シュミレーション
 ・ 三毒追放
    相手がすごいなと思ったとき、要因を要素分解して、考える
    「陽転思考」 
 ・ 一見損になりそうなことでも、信頼できる相手に対してはなるべく恩義を返していく
 ・ 目標設定
   SMART Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Result-oriented(結果重視)、Time-bound(期限付き)⇒いつでも見れるようにしておく

 ・ ミッション・ステートメント

<絞り込む>99%捨て、1%の本質をつかむ即断即決法
・ どこに努力をするべきなのか、戦略的に決めていく

1) 捨てることの重要性を心から理解する。
 ・ やることを効率化するのではなく、やること自体を減らせ
   積極的に断らないと自分が魅力的にならない
 ・ 本当にそれは私でないとだめなのと自問自答する

2) 捨てるための技術を覚える
 ① 自分の強み・弱みを理解する
    SWOT分析(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)
 ② フレームワークと「ラベリング」活用する
 ③ 数字でシンプルに考える
 ④ ラテラル(水平)思考で広げる
    ロジカル・シンキング
    プラミッド・ストラクチャー
    MECE(もれなく、重なりなく)⇒構成要素を水平移動したり、不定したり、分解したりする
 ⑤ ディープスマート力で深める

3) 決断し、捨てることを日常化する
 ・ 「分母となるより情報、良い出会いを増やすこと」
 ・ 「まだ起きていないこと、これから起きるであろうことはの想像力」をつけるために、毎朝と1週間のはじめに時間を取って想像訓練をする
 ・ 小さな訓練と技術の積み重ね : 訓練訓練訓練。仮説⇒検証⇒実行

<殖やす>「4つのダイヤ」を引き寄せるパーソナル資産増強法

1) パーソナル資産の大切さに気づく。もったいない精神を養う
 ・ 使う先を絞り込む
 ・ コンティニュアス・インブルーブメント

2)4つのダイヤと素早い反応で、パーソナル資産の好循環を作る
 ・ 4つのダイヤ
   ① 自分メディアを通じた経験
   ② 無意識でできるまで高めた技術
   ③ 将来に投資するお金
   ④ バランスシートを連結できる人脈
 ・ まずは素早い反応から初めてみる
 ・ 早い決断
 ・ 勇気を持って新しいこと、違うことをやってみる
 ・ コミュニケーションの量を殖やす


3) 得られたパーソナル資産を常に使い切る目配りをする

<調和する>

1) わがままと成功の関係性を理解する
 ・ 「自分で問題設定のフレームを変える」 なるべく自分の能力がうまく発揮できるよう問題解決の幅を拡げる
 ・ 必要以上に人に迎合しない
   自分で自分を好きになること
 ・ セルフエスティームを高める : 実力をつけるのが一番
 ・ 職場で身につけられる5つのわがまま力
   ① 叱られたことから自分の能力を見極める力
   ② 褒めることで、周りと調和する力
   ③ チーム内で強いところを弱いところをお互いに補完しあう力
   ④ 正しい目標を設定し、フィードバックしあう力
   ⑤ 正当な評価体系を保持し、やる気を保つ力

2)アサーティブな振舞いを身につける
  「自信があり、説得力ある人柄の印象を持っていること、または示すこと」
  「相手も自分も大事にする自己表現」
 ・ 情報を包み隠さずに共有し、お互いに知恵を出しあって、共同で問題を解決しようという発想
 ・ 相手を叩きのめさず、叩きのめされずに、中長期的な関係を築き、自分の言いたいことを言いながら、また握手できる関係
 ・ 嫌な相手にはあだ名をつけると気持ちが和む


3)自分の応援団を増やしていく
 ・ 相手に対しての貢献の大きさが引き寄せる運の総量になる。Giveの5乗
 ・ しっかりとした自分なりの能力+相手に対する地に足をついた出張

 

以下は、彼女が紹介していた本で、読んでみたいものです。

「心の科学 - 戻ってきたハープ」
NLPプログラム 
 「神経言語プログラミング - 頭を使えば自分も変わる」(リチャード・バンドラー)
 「リフレーミング-心理的枠組の変換をもたらすもの」(リチャード・バンドラー+ジョン・グリンダー)
 「こころのウイルス」(ドナルド・ロフランド)
 「エイラ-地上の旅人」(ジーン・アウル)
「決定版 リアル・オプション - 戦略フレキシビリティと経営意思決定」(トム・コープランド+ウラジミール・アンティカロフ)
「意思決定のための「分析の技術」」(後正武)
「水平思考の世界」(エドワード・デポノ)
「コトラーのマーケティング思考法」
「how to assert yourself」(Oasia Audio)
「第四の生き方 - 自分を生かすアサーティブネス」(アン・ディクソン)



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